風の又三郎 (宮沢賢治)

青空文庫にある文書を電車の中で読みました。

青空文庫使用し始めてから1ヶ月ぐらいのスマートフォンdocomo LYNX 3D (SH-03C)青空読手というアプリを使用。

青空文庫を最初に発見したときにも凄いと思い、当時はパソコンで、最近は携帯電話で読んでいました。 スマートフォンは画面が大きいので読書には良いです。

バッテリーがあまり持たないのが難点ですけが…本を何冊も持って歩くよりも携帯端末1つで済むので寝る前に充電し、会社では電源オフということで使ってます。

さて、風の又三郎ですが…イメージはみんなのうた北風小僧の寒太郎なんですよねぇ。

小説の中の季節は夏休みが終わった…まだ暑い秋なのに、寒太郎は冬の一番寒いところから季節が緩んでくるあたりなので全く違うんだけど…、どうしてなんでしょう…。

小説の中での又三郎と呼ばれる高田三郎の表情がこの歌の中に出てくる少年と似ているということが一番の原因なのかなぁ…なんて思いました。

この少年が転校してきてからの短い時間の少年達の過ごした田舎の風景の描写のなかで、少年達が徐々に歩み寄っていく様子が描かれています。 少年達の心の動きが行動に表れているところの描写が素晴らしい!

書店で本を買っても損はしないし、青空文庫で無料で読むのも良し、図書館で本を手に取るのも良いでしょう。

仮名遣いが古めなので本を読みなれていない方には明治時代の名作への入門としても良いかも知れません。あと…方言がそのままの話し言葉で書かれているので、標準語約の脚注が欲しいなぁ…なんて思いました。

スマートフォンで本を入手し…読書する…新しい時代の予感がします。

(2011年8月読了:通勤途上で…)

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