地震の後で帰宅する際に運転再開をした地下鉄の仲で読み終わりました。
いつものホーガンさんの本とは違いコミカルな感じがあります。 ところどころにそうはいっても元はエンジニアのホーガン氏なりのよく知られている一般的な科学原則とは反することが無いような配慮がなされています。
ハードSF作家の放つコミカルSF作品はエンディングも…う~ん現実的な将来への備えを残しています。 単に、邪魔者を全滅させてしまえば良い…という単純なエンディングではないところがホーガン氏らしいなぁ…と思いました。
コミカルな上に短い小説なのでホーガン氏の本を読んだことが無い方にも読みやすいのではないかと思います。
いやぁ…時間の進み方…こういう切り口もあったか…という感じです。
SFに馴染みの無い方にもお勧めします。
(2011年3月11日:地震で運転中断していた地下鉄が運転再開した最初の電車内で読み終えました)