ヴィオンの妻 (太宰治)

中野、吉祥寺と近所が出てきてなんだか嬉しかった。

思っていたよりも短い話でした。
通勤の片道でさっと読んでしまえます。

こういう作品を読むと自分勝手に野放図な生活に憧れてしまう気持ちがムクムクしますねぇ。
実際には踏み切れないんだけど、本を読んでいる間だけ脳内逃避行出来るの…楽しいです!

ロクデナシ…な生活に魅力を感じていること事態が既に踏み外してしまっているのかな…。

スマートフォンから青空読手を使用して読みました。

(2011年8月29日:通勤の帰りに読みました)

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風の又三郎 (宮沢賢治)

青空文庫にある文書を電車の中で読みました。

青空文庫使用し始めてから1ヶ月ぐらいのスマートフォンdocomo LYNX 3D (SH-03C)青空読手というアプリを使用。

青空文庫を最初に発見したときにも凄いと思い、当時はパソコンで、最近は携帯電話で読んでいました。 スマートフォンは画面が大きいので読書には良いです。

バッテリーがあまり持たないのが難点ですけが…本を何冊も持って歩くよりも携帯端末1つで済むので寝る前に充電し、会社では電源オフということで使ってます。

さて、風の又三郎ですが…イメージはみんなのうた北風小僧の寒太郎なんですよねぇ。

小説の中の季節は夏休みが終わった…まだ暑い秋なのに、寒太郎は冬の一番寒いところから季節が緩んでくるあたりなので全く違うんだけど…、どうしてなんでしょう…。

小説の中での又三郎と呼ばれる高田三郎の表情がこの歌の中に出てくる少年と似ているということが一番の原因なのかなぁ…なんて思いました。

この少年が転校してきてからの短い時間の少年達の過ごした田舎の風景の描写のなかで、少年達が徐々に歩み寄っていく様子が描かれています。 少年達の心の動きが行動に表れているところの描写が素晴らしい!

書店で本を買っても損はしないし、青空文庫で無料で読むのも良し、図書館で本を手に取るのも良いでしょう。

仮名遣いが古めなので本を読みなれていない方には明治時代の名作への入門としても良いかも知れません。あと…方言がそのままの話し言葉で書かれているので、標準語約の脚注が欲しいなぁ…なんて思いました。

スマートフォンで本を入手し…読書する…新しい時代の予感がします。

(2011年8月読了:通勤途上で…)

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ステップ・ファーザー・ステップ (宮部みゆき)

コミカルなクライム小説を書こうとしたのかな…でも…あまりコミカルじゃない。

でも…宮部みゆきさんの小説を読む楽しさはあります。中は7つの短編でひとつの流れが出来ています。

アメリカのテレビドラマのような感じでそれぞれの話しで独立して楽しむことも出来るし、全体の流れを楽しむことも出来ます。

宮部みゆき_ステップファーザーステップ双子が出てくるけど…名前がどういう訳か私には覚えにくくて覚えるのが大変でした。なんでだろう…。ふとした事件でその双子の父親役を外見上は引き受ける羽目になってしまうのです。

が…主人公の名前…どこにも出ていなかったような気が…。

双子や主人公が活動を共にする近い人物の名前は出てくるんだけど…主人公の名前は出てこない…。

これも狙ったんでしょう…。

狙いと通りになっている部分と…狙ったんだなぁ…とは感じたけどコミカルには感じられない部分もありましたねぇ。 それにしても…狙ってその通りに書ける…というところがプロだな…という感じです。

いろいろと宮部みゆきさんは自分なりに課題を設定して書いたんだなあ…ということが伝わってきます。

通勤などで細切れに読むには楽しいですよ。

(2011年8月読了:通勤の電車の中で読んだのですが…ついつい寝る前にも…)

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連続殺人鬼カエル男 (中山七里)

書店で並んでいるのを見て、表紙と題名でついつい…。

出だしから引き込まれまれます。
う~ん、上手いなぁ…という感じ。

中山七里_連続殺人鬼カエル男

半分ぐらいまで読み進め…物語が展開していくと…ん?…と推理小説物を読んでいる人だと気がつくポイントが出てきます。

残り少しまでのところになる…多分…という予感が…。
最後まで読んだら…やっぱり…という感じ。

この構成の感じは村上春樹さんの本に似てますね。

出だしから中盤にかけてはワクワクする程面白いけど、後半3分の1ぐらいはちょっと停滞気味…という感じ…。

でも…ちゃんと結末が説明されているところは村上春樹さんの本よりも気分がスッキリとして終わります。

グロテスクな感じの描写が苦手な方にはお勧めしないですが…買っても損したとは思わない1冊です。

(2011年3月2日読了:通勤電車の中で読み…寝る前に読み…といった感じでした)

 

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嫌われ松子の一生 (山田宗樹)

映画で数年前に公開されていたのできになっていたのですが、どんな話なんだかまるで知りませんでした。 前知識ゼロで本を読み始めたら…いやぁ…これは面白い…いつの間にかこんなにいっぱいページが過ぎていた…っていう感じです。

山田宗樹_嫌われ松子の一生川尻松子という女性の成人してから死ぬまでのことが2つの方向から描かれています。 自分の視点、そして他人からの視点。

自分の視点は人生の流れに沿った時間軸で展開していき、他人の視点は主として甥にあたる笙(しょう)が松子伯母の人生を探り見つけ出していった事実や出会った人物の語りによって徐々に明らかになっていく…のです。 こう書くとなんだか退屈そうな小説見たいのようですが人によって松子の評価も違うし、なぜそういう行動をしたかという松子の視点からはまた別のことが浮かんできて読んでいて次の展開が楽しみになる小説でした。

話しは松子の人生を追っているのですが、実は笙も洋一も主人公なのではないかな…と思うような感じで…いやぁ…リアルで面白い。 同じ人の死…に対する感情…入れ込み具合が変化していくのが…う~んとうならされる部分でした。

これを映画化…勇気あるなぁ。

映画の短い時間で何をどういう風に扱ったんだろうか…。 今度…あまり期待しないで観てみよう…。

本はとてもお勧めです。

アクションもなく、淡々とある女性の一生を追っかけるだけなのですが、読み始めたらとまらないといった感じでした。 山田宗樹さんの他の本にも手を伸ばしたくなってしまいました。 うずうず…。

(2011年6月28日読了:大体電車の中で読んでました)

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