嫌われ松子の一生 (山田宗樹)

映画で数年前に公開されていたのできになっていたのですが、どんな話なんだかまるで知りませんでした。 前知識ゼロで本を読み始めたら…いやぁ…これは面白い…いつの間にかこんなにいっぱいページが過ぎていた…っていう感じです。

山田宗樹_嫌われ松子の一生川尻松子という女性の成人してから死ぬまでのことが2つの方向から描かれています。 自分の視点、そして他人からの視点。

自分の視点は人生の流れに沿った時間軸で展開していき、他人の視点は主として甥にあたる笙(しょう)が松子伯母の人生を探り見つけ出していった事実や出会った人物の語りによって徐々に明らかになっていく…のです。 こう書くとなんだか退屈そうな小説見たいのようですが人によって松子の評価も違うし、なぜそういう行動をしたかという松子の視点からはまた別のことが浮かんできて読んでいて次の展開が楽しみになる小説でした。

話しは松子の人生を追っているのですが、実は笙も洋一も主人公なのではないかな…と思うような感じで…いやぁ…リアルで面白い。 同じ人の死…に対する感情…入れ込み具合が変化していくのが…う~んとうならされる部分でした。

これを映画化…勇気あるなぁ。

映画の短い時間で何をどういう風に扱ったんだろうか…。 今度…あまり期待しないで観てみよう…。

本はとてもお勧めです。

アクションもなく、淡々とある女性の一生を追っかけるだけなのですが、読み始めたらとまらないといった感じでした。 山田宗樹さんの他の本にも手を伸ばしたくなってしまいました。 うずうず…。

(2011年6月28日読了:大体電車の中で読んでました)

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