星新一さんの本は子供向け…というイメージを持っている人も多いですよね。
でも…実際は大人が読むと面白い本も多いです。 というのもショート・ショートの内容がダークな話しも数多くあるのですよね。
いわゆるブラック・ジョークのような感じです。 そのブラックさ加減がかなりのブラックなんです。
ストーリーの背景や、結末の意味するところを考えると、なかなか考えさせられるというか…う~ん…と考えてしまうような内容の話しも多いんですよね。
タイトル作は考えさせられます。 人間同士の争いは悪魔の仕業ではなく…天使が…というのがブラックですよね。 普段、自分たちが祈りをささげている相手が実は…というのがブッラクですね。 しかも、人間社会は神の世界の写し…ということになているのもなんだか皮肉な感じです。
清廉な話しばかりではなく、こういう毒のある話しを読むと何故かリフレッシュ出来る事ってあります。
星新一さんの本を読んだことが無い方にも是非読んでいただきたい一冊です。
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どの話しも短いので…ちょっとした空き時間に読めますよ。
(数年前に買って時折読んでます)