あさのあつこさんの本では男子が主人公の本も多いですが…この本は高校生女子を中心にひと夏の出来事が描かれています。
入院しているからといって弱い訳ではなく…、おちこぼれだからといって何も考えてない訳ではなく…、とそれぞれの女子はそれぞれ違う事情があり、性格も違うんです。 行動もそれぞれに自分で考えての結果だったり、成り行きだったり…、その時々に違うのもその性格によるものです。
登場人物が誰も心優しいのが泣けます…。
世の中が…こういう心優しい人たちだけで構成されていれば…醜い争いの多くはなくなるのにな…。 でも…実際の社会ではこういう心優しい人たちだけではないのが悲しいです。
関東・東北の大震災だけではなく、関西での大震災の時にも、被災した住宅地での留守宅に空き巣が入ったりすることを聞くととても悲しい…。 被災地の金融機関や商店にあまり人が居ないときに押し入ってお金を…という行為を働く人も結構居るようです。
世の中…良い人ばかりではなく…卑劣な人というのもある程度の割合で居るのも事実です。 被災者の中にもそういう人が居るので…中にはこれをチャンスと思い…行動を起こす人も居ることには注意が必要なんです。 それは分かっています。
でも…やはり…今回もそういう話題が流れてきした。 そういう出来事を見聞きすると心がその汚れでくすんでしまうような気がします。
そういう現実の悲しさを目にしたときなんかには、このあさのあつこさんの「ガールズ・ブルー」を読むんです。 濁ってしまった心が綺麗になる気がするんですよ。
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読み終わるとなんだか気分がスキッとします。 沈んだ気分の時や…なんだかモヤモヤとしている時に読むのにお勧めです!
(私は気分が凹んだ時に何回も読んでます)