西の魔女が死んだ (梨木香歩)

いじめ…、何故生まれたのか…、生きていくこととは何か…、というような10代の頃に特に思い悩みがちな問題を扱っている小説でした。 小説を読んでいると、表面上にはそういうことには直接触れられている部分はかなり少ないです。 

梨木香歩_西の魔女が死んだ主人公の「まい」が西の魔女、母方の祖母のところで時間を過ごすようになったのには原因がありました。 前年はクラスの中での派閥、グループ形成にも上手く溶け込めていたのに、学年が上がった時に新たなグループ形成を行うことを億劫に感じてしまい、どのグループにも属すことなく過ごしてきたことがまいの不登校へと繋がっているのです。

本の中ではサラリと触れられていますが、まいはクラスで爪弾き、つまりムラハチにされてしまい不登校になってしまったのです。 まいの両親は素晴らしく、まいを一時期の間は学校生活と切り離すことにします。 その行き先が母方の祖母だったのです。

いろいろな田舎の生活を通じてまいは自分自身という存在に目覚めていきます。 エピソードの中には、まい自身の行動もそのまいをイジメていた友人と同じ行動をしている部分も出てきます。 西の魔女、母方の祖母はそういうときにもやさしくまいを見守ることにするのが素晴らしいです。

本で読むと「渡りの一日」という話しも入っています。 この話しが「西の魔女が死んだ」のその後の話しになっていて…楽しいというか…まいの復活した姿を垣間見る事が出来るのが嬉しいです。

大人が読んでも楽しいですが、中学生や高校生の頃に読むのも良いのではないでしょうか。 特に人間関係に悩んでいる人にはお勧めの一冊です。

(2011年2月24日:仕事帰りに電車の中にて読了)

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