あの頃の誰か (東野圭吾)

今まで書籍化されていない訳ありの短編を8つを読むことをこの1冊で読むことが出来ます。

東野圭吾_あの頃の誰か東京ミッドタウンに行った折りに地下の本屋さんでついつい買ってしまいました…。 本は買わないようにしよう…と思っていたのに…。 というのも、まだ読んでいない本が部屋に積んであるんです。

新しく面白そうな本が出ると手を伸ばしてしまうので…あまり本屋さんには行かないようにしています。 でも…外出して本屋さんを見つけると立ち寄らずには居られないんですよ…。 ま…パチンコ好きな人がパチンコ屋に吸い寄せられるのとおなじでしょうね。

さて…本の中身は…というと…デビューした当初のタッチの作品が並んでいます。 最近の作品から読み始めた人には、なんだか違う作家の作品のようにも思えるのではないでしょうか…。

文章のタッチもそうですが…、ストーリー進行のあっさりしているところなども最近の東野圭吾さんの作品とは違います。 収録されている「名探偵退場」と「名探偵の掟」を読み比べたり、「さようなら『お父さん』」と東野圭吾さんの代表作とも言って良い「秘密」を読み比べたりしてみると良く分かります。

売れた作品の前にその一部やアイデアを他の作品として発表する…というのは一部の作家で行われています。 両方を読んでみて比べる…ということも読書の楽しみだと思います。

この本に収められている作品は以下になります。

 シャレードがいっぱい
 レイコと玲子
 再生魔術の女
 さよなら『お父さん』
 名探偵退場
 女も虎も
 眠りたい死にたくない
 二十年前の約束

どの作品も捻りをもう少しきかせたり、丁寧に人物像を描いていくと充実した長編作品になるんじゃないかなぁ…と思わせるものばかり…。

東野圭吾さんのファンにはとってもお勧めです。

あ…ファンではなくても「秘密」の映画、テレビドラマなどを面白いと思った方にもお勧めですよ。

(2011年2月:通勤電車の中で読了)

あの頃の誰か amazon携帯用
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