なんだか可愛らしい感じのタイトルですが内容はというとかな~りグロい感じの話でした。
殺人事件を追っていくと繋がりが分からない人達なのに何故か似たような状況に陥って…ということが徐々に判明していきます。 その事件を追っていくと事件の全容が徐々に明らかになっていくのです。
事件はある場所に集まっている見知らぬ同士が事前の打ち合わせも無く今まで何の関係も無い相手を殺害してしまう…という犯罪を犯してしまうという状況でした。 こんな状況が何故生まれるのか…そしてどうして犯罪に荷担してしまうのか…という部分が現代的です。 2000年以降の時代でないと成り立たない部分があるので、現代のテクノロジーというか生活様式に馴染んでいる人だと理解しやすい部分も多いかもしれません。
まぁ…動機の点ではそういう風になんでなるの…という部分がなくもないですが…まぁ…そこは物語ということで…ということですね。 グロイ感じの部分は表現ではなくて、この動機の部分でした。
場面場面のグロテスクな部分よりも、人間の内面の人を殺す…ということに対する動機の方がσ(^^) にとっては気分が悪くなるようなものでした。 ここが…作者の誉田哲也さんが表現したかった部分なのかな…とも思いました。
テレビドラマ化される(た?)用ですが、テレビ用に映像化出来る作品だとも思わないので…見てません。 見れば面白かったのかな…。
本はまたしばらくしたら読んでみようかな…と思うのでキープしてあります。
現代的な無差別殺人についてゾクゾクしたい方にお勧めです。
(2010年:夏頃に読了)